2024年05月27日掲載
サウジのムハンマド・ビン・サルマン皇太子、日本への石油安定供給を約束
- 経済
サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子が火曜日、岸田文雄首相とのビデオ会議で日本への安定した原油供給を約束したと、日本外務省がメディアリリースで発表しました。
皇太子は岸田首相に対し、「サウジアラビアは日本への原油の安定供給に引き続きコミットしており、クリーンエネルギー分野を含む他の分野でも日本と協力したい」と述べたといいます。
月曜日、皇太子はサルマン国王の健康問題を理由に、5月20日から23日に予定されていた日本訪問を延期しました。
(写真:SPA)
●化石燃料からクリーンエネルギーへの転換
リリースによると、岸田首相は皇太子に対し、さらなる増産を通じて、サウジが世界石油市場の安定化において主導的な役割を果たし続けることを期待していると述べたといいます。
岸田首相はまた、水素やアンモニアのようなクリーンエネルギーのグローバル・サプライチェーンの確立に向けて、サウジアラビアと協力したいと述べました。
火曜日には、皇太子不在にもかかわらず、日本とサウジアラビアは東京で二国間ビジネスフォーラムを開催し、エネルギーやその他の産業における更なる協力について話し合いが行われました。
サウジアラビア・日本ビジョン2030ビジネスフォーラムにおいて、日本の齋藤健産業大臣は、Abdulaziz bin Salmanエネルギー大臣、Khalid Al-Falih投資大臣、サウジアラビア企業を含むサウジアラビアの代表団と会談しました。
「サウジアラビアは日本にとって最大の原油供給国であり、エネルギー安全保障の面で最も重要なパートナーのひとつです」と斎藤産業相はフォーラムで語りました。
両国の関係を深めるため、火曜日にはエネルギーから金融セクター、製造業に至るまで30を超える覚書(MOU)が両国によって署名されました。
Saudi Power Procurement Company(SPPC)は、AlGhat風力発電プロジェクト(600メガワット)とWa’ad Alshamal風力発電プロジェクト(500メガワット)から電力を調達するため、日本の商社丸紅が率いるコンソーシアムと2つの電力購入契約を締結したと発表しました。
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