クウェート・サウジ間の鉄道リンク、2028年完成へ

クウェートとサウジアラビアは、両国間の移動時間を大幅に短縮する戦略的鉄道ネットワーク・プロジェクトを進めています。サウジアラビアは昨年、クウェートとの鉄道プロジェクトに関する協定を閣議決定しました。

（写真：Unsplash：＠yusuf337）

クウェート公共事業省とArab Newsが発表したレポートによると、このプロジェクトは2028年までに完成する予定です。
2023年9月、サウジアラビアはクウェートとの鉄道プロジェクトに関する合意を閣議決定しました。

報道によると、2023年、サウジアラビア鉄道とサウジアラビア公共交通局は、サウジアラビア（リヤド）とクウェート（クウェートシティ）を結ぶ高速鉄道リンクの事業化調査を完了させるため、フランスのSystra社を指名しています。

サウジ・クウェート鉄道プロジェクト：期待されること

プロジェクトは以下の3つのフェーズで構成されています。

第1フェーズ（3ヶ月）：この初期段階では、プロジェクトの検討とルートの確定が行われます。ルートはクウェートのアル・シャッダディーヤから出発し、サウジアラビアの首都リヤドを通過する予定です。
第2フェーズ（1年間）：第2段階では、鉄道網の設計に焦点が当てられています。
第3フェーズ（3年間）：最終段階では、鉄道網の建設が行われる予定です。
完成すれば、全長650キロの鉄道により、湾岸2国間の移動時間がわずか2時間に短縮される見込みです。
このプロジェクトは、両国間の結びつきを強化するための大きな一歩と考えられています。また、二国間の貿易と経済活動の活発化も期待されています。