SAUDI MEDIA サウジメディア
SAUDI MEDIA

2024年04月05日掲載

宇宙旅行カプセル、サウジアラビア上空32kmを飛行へ

成層圏航空便を手がけるHalo Space社は、今年6月にサウジアラビアで6回目の試験飛行を実施する予定だといいます。これは、スペインに本社を置く同社が、サウジアラビアの通信・宇宙・技術委員会(CST)から許可を得たことによります。

このテストフライトでは、Halo社の2つ目の実物大プロトタイプ・カプセルを地表から32km上空に打ち上げる予定です。カプセルはヘリウム気球でゆっくりと上昇し、4~6時間の飛行後に地球に着陸します。


(写真:Halo社エンジニアリングチーム、HALO Space社)

Halo社は2026年に商業飛行を開始する予定で、航空券は16万4000ドルからです。同社はこの10年間で、少なくとも1万人の人間を宇宙へ送り込み、「オーバービュー・エフェクト」と呼ばれる、地球の曲率の周りに青い後光が差す現象を体験させることを目標としています。

乗客は最大高度35kmで1~2時間、同社曰く「従来の飛行機やロケットよりもはるかに大きな窓」から地球を360度見渡すことができるそうです。

Halo Space社のCEOであるCarlos Mira氏は、「私は何人かの宇宙飛行士と、オーバービュー・エフェクトを見たときの深い変容の感覚について話したことがある」と言います。

Halo社は米国、オーストラリア、サウジアラビア、スペインの宇宙当局と協力しています。これらの場所は、気象学、領土、安全な成層圏近傍飛行のための空域に基づいて選ばれました。

「宇宙飛行をより身近なものにするという我々のビジョンが現実のものとなるのは素晴らしいことです。私たちのコンセプトを証明し、すべてのシステムが連携していることを示すことで、Halo Spaceによる近地宇宙観光がリフトオフの準備が整っていることを世界に知らしめることができます」とMira氏は述べています。

当団体について

日本とサウジアラビアのビジネス界の関係を強化・発展させ、両国でのビジネス機会を紹介する事業を展開しています。
専門のプロフェッショナルがワンストップでサービスを提供しています。

当団体のご紹介はこちら/サービス紹介はこちらから

facebook ツイート Linkedin ページをブックマークして共有する LINEで送る

コメントは受け付けていません。

single-column.php