2024年01月17日掲載
サウジアラビアの格安航空会社flynas社が国内初UNTWOに加盟
- ビジネス
サウジアラビアの格安航空会社flynas社が、昨年末、国連世界観光機関(UNWTO)に加盟しました。
500以上の企業、教育・研究機関、NGOが加盟するUNWTOへの加盟は、サウジアラビアの航空会社で初、さらには中東の格安航空会社でも初めてとなりました。
(写真:flynas)
国連世界観光機関(UNWTO)のメンバーは、「観光のための世界倫理綱領」と国連の目的と原則に従って、持続可能なグローバルツーリズムに貢献することを目的に、情報を共有し、さらなる行動を起こすための施策を実施しています。
UNWTOは2021年に中東地域事務所をリヤドに開設しており、flynas社の加盟は、サウジアラビアが2025年にUNWTOの第26回総会を開催することに先立つものです。また、国連世界観光機関(UNWTO)理事会は、ウズベキスタンの都市サマルカンドで開催された第120回理事会において、2024年の理事会議長としてサウジアラビアの再選を承認しました。
flynas社のBander Almohanna CEO兼マネージング・ディレクターは、「flynasがサウジアラビア初の航空会社かつ、中東初の格安航空会社としてこの組織に加盟したことは、世界の旅行の未来を形作るという効率的な役割と、持続可能な観光セクターの構築における先駆的な役割に加え、環境、社会、経済に持続可能な影響を与える取り組みを採用することに重点を置く当社の持続可能性計画に、加盟目標が合致していることを示しています」と、述べました。
flynas社は2023年に1,100万人の乗客数を記録し、前年比28%以上の大きな成長を見せました。同社は昨年既存の保有機材の35%以上である19機の新しい航空機を納入し、保有機材を64機に拡大しており、その結果成長と拡大計画の実行を進めることができたと述べています。
同社はまた昨年11月にEve Air Mobility社とeVTOLと呼ばれる電動垂直離着陸の航空機運用に関する覚書(MoU)を締結しており、2026年までにサウジアラビアのジェッダでの運用を開始することを目標としています。
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