2024年01月15日掲載
サウジアラビア皇太子、キディヤ・シティのメガプロジェクトブランドを発表
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国営通信社SPAによると、サウジアラビアの首相であり、Qiddiya Investment Company (QIC)の取締役会会長でもあるMohammed bin Salman皇太子が、サウジアラビアの都市デザインに着手しました。
皇太子は、Qiddiya(キディヤ)市が近い将来、エンターテインメント、スポーツ、文化の分野で世界有数のデスティネーションになると述べ、キディヤのブランディングに「play(遊び)」というコンセプトを採用することを明らかにしました。これは遊びが認知能力の発達、感情表現、社会性、創造性、身体的健康にとって不可欠であることを示す数十年にわたる研究に基づいて定められたものです。
この巨大プロジェクトは、王国の経済と国際的地位に好影響を与え、リヤドの戦略的地位を高めることに加え、サウジアラビアの経済成長に貢献することが期待されています。同国はまた、国民の生活の質を向上させ、リヤドを世界でもトップ10に入る経済大国にすることを目指しています。
(写真:Qiddya)
皇太子は、キディヤ市へのこの質的な投資は、王国経済の多様化を目指すサウジ・ビジョン2030の礎石であり、野心的なサウジの若者たちに何千もの雇用機会を創出するものだと付け加えました。キディヤ・プロジェクトの作業は2019年に始まり、建設プロジェクトには約100億SAR(約3,900億円)が投資されるとSPAは報じています。
Qiddiya City(キディヤ・シティ)
リヤド郊外に位置するキディヤ・シティは、エンターテインメント、スポーツ、文化、都市生活など、他の追随を許さないサービスを提供することで、居住者と訪問者に無限の楽しみと興奮を約束する唯一無二のデスティネーションとなることを目指しています。
総面積360平方キロメートルに6万棟のビルが建ち並び、最終的には60万人以上の居住者を受け入れる予定です。
さらに、キディヤ・シティは、これまでにない世界クラスのアトラクションや施設の数々を建設することにより、年間4,800万人の来訪者を見込んでおり、32万5,000人以上の雇用機会を創出し、年間1,350億SARの名目GDPをもたらすと期待されています。
リヤド中心部から40分、トゥワイク山脈の見事な崖を見下ろす場所に位置するキディヤには、世界的な競技の拠点となるゲーム&eスポーツ地区、スピードパーク・トラック、ゴルフコース、巨大なウォーター・テーマパーク、シックス・フラッグス・キディヤなどが建設される予定です。
また、多目的スタジアムも建設される見込みです。キディヤ・シティは、他に類を見ない、スポーツ、文化、エンターテインメント体験が一か所に集中した場所であり、そのうちのいくつかは早くも今後数ヶ月のうちに開始される予定です。
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