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2023年10月24日掲載

インドとサウジアラビア、電気相互接続とグリーン水素に関する覚書に署名

インドとのエネルギー協力に向けたMoU締結へ


(写真:GANGA NEWS)

インドとサウジアラビアは、グリーン水素サプライチェーンと送電網相互接続に関する覚書(MoU)に署名し、エネルギー協力に向けた重要な一歩を踏み出しました。MoUはMENA Climate Week 2023の期間中、サウジアラビアのリヤドで正式に締結され、インドのRK Singh電力・新・再生可能エネルギー担当連邦大臣とサウジアラビアのAbdulaziz bin Salman Al-Saudエネルギー大臣が調印式に出席しました。

MoUの主な目的は以下の通りです

・電気相互接続分野における協力の枠組みの確立

・ピーク時や緊急時の電力交換の促進

・エネルギープロジェクトの開発における協力

・グリーン/クリーンな水素と再生可能エネルギーの共同生産

・グリーン/クリーン水素および再生可能エネルギー分野で使用される材料における、安全で信頼性が高く、弾力性のあるサプライチェーンの確立


(写真:News Arena India)

このMoUは、約1ヶ月前に両国間で調印されたエネルギー協力協定に続くものです。先の協定は、再生可能エネルギー、エネルギー効率、送電網の相互接続、戦略的石油備蓄、エネルギー安全保障などの分野をカバーしていました。

インドは、サウジアラビアやアラブ首長国連邦(UAE)の送電網と海底ケーブルで結ぶ可能性を、特に西海岸を中心に探っています。送電網の相互接続は、各国が電力資源を共有し、高価な再生可能エネルギー貯蔵ソリューションの必要性を減らし、送電網の信頼性を高めることに繋がります。この構想は、世界的な送電網を通じて各国を接続しようとするインドの「One Sun One World One Grid(OSOWOG)計画」に沿ったものです。

MoUはまた、エネルギー分野における完全なサプライチェーンとバリューチェーンを確立するための、インドとサウジアラビア間の企業間取引(B2B)サミットと定期的なB2B交流の計画についても概説しています。

インドのRK Singh電力・新・再生可能エネルギー担当大臣は、気候変動への対応に対するインドのコミットメントと、世界的なエネルギー転換におけるインドのリーダーシップを語りました。さらに同氏は、2030年までにGDPの排出強度を45%削減し、2070年までにネットゼロ排出を達成するというインドの目標を強調しました。

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