2025年01月28日掲載
サウジアラビアの大学が海洋生態系研究でJAPAN PRIZEを受賞
サウジアラビアのKAUST(アブドラ王立科学技術大学)が、海洋生態系の変化とブルーカーボンの理解促進に関する研究で、権威あるJapan Prizeを受賞しました。
同大学の受賞は、気候変動と闘うための海洋ソリューション開発におけるサウジアラビアの世界的地位を確固たるものにするものであると、サウジアラビア通信は報じています。
(写真:KAUST、Arab News)
KAUSTのCarlos Duarte博士(生物海洋学・海洋生態学)は、今年のJapan Prize受賞者の一人です。海洋生態学における同氏の画期的な研究は、国際的な評価を得ています。
KAUSTの評議員会事務局長であるFahad bin Abdullah Toonsi博士は、海洋生態系に関する世界的な理解を深める上で同大学が果たした役割を強調し、同大学の功績に誇りを表明しました。
また、持続可能な気候変動対策と海洋保全におけるサウジアラビアの取り組みを強調し、サウジ・ビジョン2030の一環としてのKAUSTの卓越性へのコミットメントを反映したマイルストーンであると述べました。
1985年に創設され、「日本のノーベル賞」とも呼ばれるこの賞は、全世界の科学技術者を対象とし、独創的で、飛躍的な成果を挙げ、その進歩に大きく寄与し、もって人類の平和と繁栄に著しく貢献したと認められる人に贈られます。
2025年の本賞はDuarte氏に加え、物質・材料、生産分野においてジョージア大学のR. D. Dupuis博士に贈られます。
Duarte氏は4月に東京を訪れ、天皇陛下から賞を授与される予定です。
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