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2025年01月06日掲載

米GlassPoint社、サウジアラビアで15ドル規模の太陽熱蒸気プロジェクトを開始

米国の太陽熱蒸気プロジェクト開発会社であるGlassPoint社は、サウジアラビアに世界最大の産業用太陽熱発電プロジェクトを建設する計画を進めていると発表を行い、GlassPoint Ma’aden Technology Showcase(GMTS)の次の開発段階を披露しました。


(写真:GlassPoint社)

GlassPoint社はサウジアラビア投資省(MISA)と共同でGMTSプロジェクトを開発しています。同社はまた、技術・供給パートナーであるスペインのエネルギー・水事業会社Cox(BME:COXG)と契約し、建設プロセスを支援しています。

GMTSは、15億米ドル規模のMa’aden I太陽熱発電プロジェクトの実施における第一段階であり、Ma’adenのアルミニウムサプライチェーンの脱炭素化を加速するため、太陽熱直接利用技術と先進的な蓄熱技術を組み合わせたものとなります。

GMTSプロジェクトでは、ガラス温室内の反射鏡を使って太陽光を液体塩を運ぶパイプに集め、太陽からのエネルギーを回収します。これには反弾性ポリマー膜、高性能ニオブ・ミラー、三元系液体塩など、GlassPoint社が開発した先進技術が活用されます。同社によると、これにより部品点数を60%、重量を75%削減し、太陽光発電フィールドのコストを30%、蓄熱サブシステムのコストを50%削減することができるといいます。

これらのプロジェクトを支援し、同地域へのハイテク再生可能エネルギー部品の輸出を可能にするため、GlassPoint社とMISAは同王国にソーラー製造施設も建設する予定です。

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