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2024年12月26日掲載

サウジアラビア、リヤドで第1回アラブ・サイバーセキュリティ閣僚理事会を開催

サウジアラビアは、国家サイバーセキュリティ局(National Cybersecurity Authority)のMajid Al-Mazid総裁を代表として、リヤドで「アラブ・サイバーセキュリティ閣僚理事会」の初会合を開催しました。

この会合の主な目的は、サイバーセキュリティ関連のあらゆる事項についてアラブ諸国間の連携を強化することで、専門知識を交換し、アラブ連盟の全加盟国の成長と繁栄を可能にする信頼できるアラブのサイバースペースを創造するためのプラットフォームとして機能することを目指しています。


(写真:SPA)

会合にはアラブ連盟加盟国のサイバーセキュリティを担当する高官や閣僚のほか、同連盟のAhmed Aboul Gheit事務局長も参加しました。
アラブ連盟は2023年9月、サイバー脅威やコンピューター関連の攻撃が増加していることから、同分野におけるアラブの取り組みを強化するため、サウジアラビアからの提案を受けて設立されました。

サウジアラビアの報道機関によると、Al-Mazid氏は開会のスピーチで、サイバーセキュリティ分野での協力を通じてアラブの安全保障を強化することへの王国のコミットメントを強調しました。また、同協議会の設立に至ったサウジアラビアの提案は、地域の重要な利益を守り、アラブ諸国間の協力を促進するというビジョンに根ざしていると付け加えました。

サイバーセキュリティは国家安全保障の柱であるだけでなく、アラブ世界全体の繁栄、発展、安定を確保するために不可欠です。「アラブの指導者たちがこの協議会の設立を支持したことは、安全で豊かな未来を創造する上でサイバーセキュリティが重要であることを明確に示したものです」と同氏は付け加えました。

Aboul Gheit氏は、サイバーセキュリティに関するアラブ共同の取り組みを強化する努力、特に進化する世界的な脅威と課題に直面する中で求められる危機感を強調しました。同氏は、この地域のための強靭で安全なサイバーセキュリティの枠組みを構築するためには、集団的な行動が鍵になると述べ、この協議会がアラブの国家安全保障システムにとって不可欠なものになると自信を示し、このイニシアティブを立ち上げたサウジアラビアのリーダーシップを称賛しました。

同協議会は、加盟国から提出された数多くの作業文書を検討し、初会合でいくつかの重要な決定を行いました。その主要な成果のひとつは、地域全体の課題に対する統一的なアプローチを提供することを目的とした「アラブ・サイバーセキュリティ戦略」の策定に向けた取り組みの開始です。

理事会はまた、加盟国がサイバー関連の合同演習を実施する計画を承認し、理事会の運営体制とメカニズムが正式に決定されました。

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