【進出情報】カナダの宇宙研究企業

サウジアラビアの宇宙分野研究に関する政府機関、Saudi Space Agencyは、同国の宇宙産業の成長を後押しすることを目的とした覚書をNorthStar社と締結しました。MoUはリヤドで開催された「Space Debris（宇宙ゴミ）Conference」の傍らで、Saudi Space AgencyのMohammed Al-Tamimi CEOとNorthStar社のStewart Bain CEOによって署名されました。

NorthStar社は、宇宙から全ての近地球軌道をモニタリングする包括的な SSA（宇宙状況認識・Space Situational Awareness）サービスを提供する世界初の民間企業として、日本の光学衛星事業にも携わっています。

この協定により、Saudi Space Agencyは、宇宙物体の監視・追跡グループで世界的に有名な企業であるNorthStar社と、宇宙状況認識技術の分野で協力関係を築くことができます。両者は、将来発生する可能性のあるさまざまな機会を評価・探求し、宇宙状況認識の分野における専門知識と知識を交換することで、協力関係を強化することを目指します。

この協定は、サウジアラビアの宇宙産業の成長を支援し、研究開発能力を発展させ、宇宙状況認識に特化したCoE（Center of Excellence）を構築する機会を探ることを目的としています。また、宇宙の持続可能性、宇宙環境、光学、レーダー、無線周波装置などの各種センサー技術の研究と探求に重点を置き、宇宙交通の管理にも焦点を当て、高度なデータ分析能力を探求していきます。

Saudi Space Agencyは、地域レベルおよび世界レベルで宇宙分野に携わるステークホルダーとのパートナーシップを深め続けるとともに、経済を発展させ、王国と人類全体に貢献するためのイノベーションを刺激する形で、宇宙分野における持続可能性と進歩を達成するための協力を強化しています。