【進出情報】韓国のグループ企業

Hanwhaグループ会社であるHanwha Aerospace社とHanwha Systems社は、サウジアラビア国防省との間で、陸上システム分野での産業機会を探ることを目的とした覚書を締結したことを発表しました。

サウジアラビアのリヤドで開催された「World Defense Show 2024」において調印された覚書は、Hanwhaグループとサウジアラビアとの戦略的提携が大きく前進したことを意味します。その目的は、同地域で高まる安全保障上の需要に対応し、中東の地元防衛産業の発展を促進することです。

Hanwhaグループとサウジアラビア国防省とのMoUは、中東における防衛能力に対する需要の高まりを支援することを目的としています。この覚書は、様々な分野にわたる同省の中長期的な取得目標に沿ったパートナーシップを模索する計画の概要を示しています。これらの潜在的な協力関係には、最先端のロボット工学や衛星技術を活用した装甲車や高度な監視・偵察システムの生産が含まれます。

Hanwhaグループの関係者は、「我々は、国防省との機会を模索し始めることに興奮しています。軍事部門を支援することで、中長期的な戦略的協力関係を発展させ、サウジアラビアの産業化と安全保障に貢献したいと考えています」と述べています。

サウジアラビアは、2022年の軍事支出で世界第5位にランクインしており、その予算は750億ドルに上ります。MoUの一環としてHanwhaグループは地元の防衛産業を支援しながら、サウジアラビアの安全保障に貢献する意向を示しました。この提携はまた、2030年までに軍事品の50％を国内で生産するというサウジアラビアの目標の達成を前進させるものとなるでしょう。