【実績】SANICOがサウジアラビアのHawk Gaming Groupと日本の株式会社GLOWとの協力覚書締結を支援

日本とサウジアラビアのeスポーツおよびゲームの発展と拡大を促進

サウジアラビアに拠点を置くゲーム・eスポーツ・エンターテインメント分野のリーディングカンパニーであるHawk Gaming Group（会長兼CEO：Turki Faisal氏）と、GLOE株式会社（本社：東京都新宿区、代表取締役社長：谷田優也氏、古澤明仁氏、以下「GLOE」）との間で、MoU（覚書）を締結にSANICOが支援を実施いたしました。本事例の背景にはSANICOが両国の橋渡し役として合意形成を支援する重要な役割を果たしました。

1. 経緯

サウジアラビアは近年、国家戦略として「サウジ・ビジョン2030」を掲げ、ゲームおよびeスポーツ、エンターテインメント産業の発展を強く推し進めており、それらの分野への投資を活発に行っています。
2027年にはリヤドで初のオリンピックeスポーツ大会が開催されることに加え、世界初となるゲームとeスポーツの専用地区をキディヤ・シティに設立する計画が進行しているなど、急速な発展と大きな盛り上がりを見せています。
eスポーツ部門では2030年までに国内総生産(GDP)に133億ドルを寄与し、約39,000人の雇用を創出すると予測されており、サウジアラビアのゲームやeスポーツ産業の価値はさらに高まっていくと思われます。

このような背景がある中で、サウジアラビアに拠点を置き、その国家戦略に貢献しているHawk Gaming Groupと日本国内でGLOEがタッグを組むこの契約が締結することで、2か国それぞれが持つ知的財産、人的資本、ビジネス機会などをうまく連携させることが期待されます。

2. 概要

本協力覚書では日本、サウジアラビア両国におけるeスポーツおよびゲームの発展と拡大の促進のため、次のような活動において協力関係を強化することが望まれます。
1.ゲーム開発、eスポーツインフラ、AIアプリケーション、人材育成とスカウティングなどの先進的なソリューションを提供
2.グローバルな知識交換と業界リーダーシップを推進
3.中東地域におけるゲームコンテンツの周知、拡販
4.新たな経済的機会の創出および、業界間の連携強化
5.「ビジョン2030」および「国家ゲーム・eスポーツ戦略（NGES）」(※1)の実現

SANICO支援のもとGLOEとHawk Gaming Groupの間で新たに締結されたMoUは、知的財産から人材、ビジネスチャンスに至るまで、両国の強みを生かした協力関係の概要を示しています。
(※1)National Gaming and Esports Strategy(NGES)：サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子が2022年9月に発表した、ゲームとeスポーツのバリューチェーン全体を発展させるための10年間にわたる総合投資計画

3. 今後の予定

GLOEは今回の協力覚書締結により、上記の活動を中心にHawk Gaming Groupと今後の協力の具体化を進め、日本、サウジアラビア両国におけるeスポーツおよびゲームの発展と拡大の促進を目指しています。

コメント

・Hawk Gaming Group　会長兼CEO　Turki Faisal氏
Hawk Gaming Groupは、ゲーマーこそが未来の経済を牽引する原動力であり、イノベーション、文化、成長の中心にいると考えています。私たちは地域や産業をつなぐ架け橋としての役割を果たしながら、GLOEとのパートナーシップを通じて、日本の優れたコンテンツと才能の可能性を最大限に引き出し、サウジアラビア国内のみならず、グローバル市場においても展開していくことを目指しています。共に、新たな経済的機会を創出し、業界間の連携を加速させ、「Vision 2030」の実現に貢献してまいります。

・GLOE株式会社　代表取締役　古澤明仁氏
日本には大変優れたゲームコンテンツが多く溢れている一方で、中東地域においてローカライズ、カルチャライズ、そして認知が十分には進んでいません。特にグローバルeスポーツ市場におけるサウジアラビアへの注目度は高く、過去に例を見ないほどに世界中からリソースが集まってきています。これを契機とし、日本の大きな可能性を秘めたゲームコンテンツをHawk Gaiming Groupと共に中東地域において周知、拡販のサポートをさせていただきます。