【進出情報】タイのホスピタリティカンパニー

Dusit International社は、サウジアラビアの観光開発基金（TDF）と覚書を交わしました。このパートナーシップは、サウジアラビアの観光セクターを強化するためのホスピタリティ・プロジェクト開発の枠組みを確立するものです。

MoUはロンドンで開催されたWorld Travel Market 2024で調印されました。これは、Dusit社の持続可能な国際展開へのコミットメントと、サウジアラビアに高級ホテルとリゾートを建設するためのグローバルなパートナーシップを促進するTDFの献身を示すものです。

2024年上半期、サウジアラビアはインバウンド観光客による消費額が8.2％増加し、約926億SARに達したと報告しました。また、旅行収支は約416億SARの黒字となっています。この旅行者支出の伸びは、サウジアラビアが観光業で大きく躍進していることを裏付けています。サウジアラビアは、2024年1～7月の国際観光客入国者数および国際観光収入成長率において、G20諸国中トップでした。

TDFの使命は、サウジアラビアの国家観光戦略およびサウジ・ビジョン2030の枠組みに沿ったものである。持続可能な開発と世界クラスのインフラプロジェクトを支援することで、サウジアラビアの観光セクターの多様化を目指しています。MoUに基づき、Dusit社はTDFと協力して潜在的なホテル開発機会を特定します。Dusit社の75年にわたるホスピタリティの専門知識と多様なブランド・ポートフォリオを活用し、このパートナーシップは、ホテルのオーナー、投資家、そしてより広範なコミュニティのために、ユニークなゲスト体験と永続的な価値を創造することを目指しています。

Dusit International社のグループCEOであるSuphajee Suthumpun氏は、このパートナーシップに喜びを示しました。彼女は、サウジアラビアは彼らの成長にとって重要な焦点であり、TDFとの協力は、サウジアラビア全土の潜在力の高い投資先とつながる機会を提供すると述べました。また、サウジアラビアの国家観光戦略に貢献することを楽しみにしていると付け加えました。

Dusit International社は、中東の8ホテルを含む18カ国に301のホテルを有しています。そのポートフォリオには、いくつかの確立されたブランドが含まれており、最近では、Devarana – Dusit RetreatsとDusit Collectionをその成長するブランドラインナップに加えました。同社はまた、教育部門であるデュシット・ホスピタリティ・エデュケーションや、その他のグループ全体のシナジーを通じて、業界にも貢献しています。