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2024年06月05日掲載

サウジアラビアに中東初の「チームラボ」がオープン

チームラボサウジアラビア王国文化省は、紀元前にまで遡る文明の痕跡のある歴史都市ジェッダ地区に大規模なミュージアム「teamLab Borderless Jeddah(チームラボボーダレス ジェッダ)」を建設します。同施設は6月10日にオープン予定です。

延床面積約1万㎡に及ぶ「チームラボボーダレス ジェッダ」は、ユネスコ世界文化遺産ジェッダ歴史地区を見渡すアルバイン・ラグーンのほとりに常設されます。

(写真:チームラボ)

2018年6月にオープンした東京・お台場の「チームラボボーダレス」は、年間来館者数230万人を超え、単一アート・グループとして世界で最も来館者が多い美術館として世界記録に認定されました。「チームラボボーダレス ジッダ」は、チームラボとサウジアラビア王国文化省の共同プロジェクトとして、ジッダ歴史地区の歴史的・文化的な都市中心部を、王国の多様な歴史を反映した活気ある文化中心地として保存することを目指しています。

teamLab Borderlessの創設者である猪子寿之氏は現地メディアにオープンへの意気込みを語っています。

猪子氏によると、ジェッダの最新施設は中東初の拠点で、80点以上の作品が展示される予定だといいます。
「ひとつひとつの作品は独立して展示されているのではなく、互いに関連し、影響を与え合っています。一歩足を踏み入れると、無限に変化し続ける世界が広がっています。さらに探索を進めると、アート作品を通して変容のプロセスを楽しむことができます」と猪子氏は説明しました。

立地について猪子氏は、ジェッダがteamLabs Borderlessにとって理想的な場所である理由として、ジェッダの過去が重要な要素であるとコメントしました。

「ジェッダは歴史が色濃く残っており、歴史の痕跡を見たり触れたりします。このような強い歴史的背景の中で現代的な体験を創造することは、人々にとって非常に有意義なものになると思います。私たちは、過去と未来の間の旅を捉えたいと思っています」と語りました。

猪子氏は、「私たちの美術館では、来館者は自分の身体を使ってアートに影響を与える力を持っています。私たちは、美がいかに変化し続けるかを示すことで、美の概念に挑戦したいと考えています」と語っています。

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