【進出情報】カタールの証券取引所

カタール証券取引所（QSE）は、サウジ証券取引所を運営するサウジ・タダウル・グループ（Saudi Tadawul Group）とのパートナーシップを強化し、両者間の協力基盤を確立することを目的とした覚書に署名しました。

覚書は、カタール証券取引所のAbdul Aziz Nasser Al Emadi最高経営責任者（CEO）代理と、サウジアラビア証券取引所のKhalid Al Hussan最高経営責任者（CEO）代理によって署名されました。

リヤドで開催されたサウジ資本市場フォーラムの傍らで調印された覚書によると、両者は、投資機会を促進し、それぞれの市場の能力を高めるための共同研究の準備に加え、市場運営を強化するために適用されるメカニズム、金融市場で利用可能な投資商品やサービスに関連する情報や専門知識の交換など、多くの分野で協力することに合意したとされています。

カタール証券取引所のAbdul Aziz Nasser Al Emadi最高経営責任者（CEO）代理は、カタールとサウジアラビアの資本市場間のMoU調印に喜びを表明し、市場の成長を促進し、国内および地域の投資環境を強化することを目的とした長期的パートナーシップの証となることを強調しました。

「グローバルな資本市場が発展する中、GCC市場が協力して情報交換を行い、ベストプラクティスを一致させることは、我々の資本市場を向上させ、発行体と投資家の経験を高めるために、さらに重要なことであります。今回の合意は、両市場間のさらなる協力関係の始まりを告げるものであり、今後、多くの協力分野を模索していくことを楽しみにしています」と、Al Emadi氏は付け加えました。

QSEは設立以来、先進的なインフラと最先端の取引プラットフォームを備えた、活気と透明性のある資本市場の創設に熱心に取り組んでいます。またカタール金融市場庁と緊密に協力し、包括的な改革と機能強化を実施し、カタールの資本市場を地域および国際市場の最前線に押し上げる役割を果たしてきました。