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2024.06.05

【進出情報】アメリカの再生エネルギー半導体製造業

(写真:Aramco社、写真は先日Rondo社を含む米企業3社と提携を結んだ際の写真)

サウジアラビアの石油会社Aramcoは、熱エネルギー貯蔵会社のRondo Energy社と、株式投資後の覚書を締結しました。

Rondo Energy社によると、両社はAramco社の施設における排出量削減のために、Rondo社の熱電池技術を「産業規模」で導入するためのエンジニアリング研究を開始しており、「その後1GWhまで拡大する」予定だと言います。

Rondo社のヒートバッテリーは、1500℃(2732°F)まで加熱可能な耐火レンガで、熱を保持し、熱として利用するか、電気に変換することができます。

Aramco社は世界最大の石油生産会社で、サウジアラビアとその周辺に油田とガス田、製油所を有し、その他の地域にも施設を保有しています。

また、Aramco社とRondo社は、水素生産や炭素回収などの使用例を含め、世界中の石油会社の施設にこの技術を導入する可能性を検討していると発表しました。

今回の覚書締結は、サウジアラビア政府が90%を所有するAramco社が、昨年8月にRondo Energy社の6,000万米ドルの投資ラウンドに参加したことに続くものです。

産業からの排出は、世界の温室効果ガス(GHG)排出の大部分を占めており、資金調達時のロンドの報告によると36%にものぼります。排出量の多くは、産業用熱の膨大な需要に起因します。

「Aramcoは、その完全所有・運営資産全体で、2050年までにスコープ1スコープ2の事業活動による温室効果ガス排出をネットゼロにするという野望を表明しており、実質的な低炭素新エネルギー事業を構築する機会を見出しています」と、Aramco社の技術・監督・調整担当上級副社長Ali Al-Meshari氏は語りました。

Rondo社の技術を使用した最初の大規模プロジェクト2MWhは、2023年3月にカリフォルニア州で稼動しました。Aramco社は、2023年1月に長期エネルギー貯蔵(LDES)炭素-酸素電池のNoon Energy社、2021年6月に重力エネルギー貯蔵技術で知られるEnergy Vault社など、斬新なエネルギー貯蔵企業にも投資しています。

サプライチェーンの排出量のものさし「スコープ1・2・3」

「スコープ1」は、燃料の燃焼や、製品の製造などを通じて企業・組織が「直接排出」するGHG(温室効果ガス)のことを指します。「スコープ2」は、他社から供給された電気・熱・蒸気を使うことで、間接的に排出されるGHGを対象としています。「スコープ3」は原材料仕入れや販売後などサプライチェーン全体で排出されるGHGのことです。(出典:経済産業省 エネルギー資源庁「知っておきたいサステナビリティの基礎用語」)

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