【進出情報】オーストリアのヘルスケアプロバイダー

Olayan Saudi Holding Company（OSHCO）が代表を務めるOlayan Financial Company（OFC）とオーストリアに本社を置くヘルスケアプロバイダーであるVamed Groupは、サウジアラビアに新たに150床規模のリハビリ・長期ケア病院を開設するために提携を結びました。

この施設では、保険加入者、政府からの紹介患者、現金払いの患者を対象に、入院患者および外来患者に高度な医療・非医療サービスを提供する予定です。

この施設は、OSHCOの医療投資ポートフォリオの拡大戦略の一環として計画された複数の施設のうちの最初のもので、2024年第2四半期にリヤドで操業を開始し、リハビリテーションと急性期後の長期療養を提供する予定です。

今回の発表は、2月にOlayan Saudi Holding CompanyとVamed Groupとの間で医療投資提携が成立したことを受けたものです。本提携の一環として、OSHCOとVamedは、サウジアラビアの東部・西部地域およびGCC/中東の各都市において、共同で病院の設立・運営・管理を行う予定です。

Olayan Saudi Holding Companyの最高経営責任者であるUwaidh Alharthey技師は、

「Vamed Groupとの提携により、リヤドに当社初のリハビリテーション病院と長期療養型病院を開設することになり、当社の成長の旅路における大きなマイルストーンを新たに発表できることを嬉しく思っています。

サウジアラビアとより広い地域のヘルスケア部門は、質の高いヘルスケアに対する需要が大幅に増加しているため、OSHCOがOlayan Financing Companyの投資戦略の一環として目標を達成し続ける上で、重要な注力分野となっています。

私たちは、このギャップに対処し、機会を最大化するために、いくつかの病院を準備しています。また、サウジビジョン2030の保健分野変革プログラムの目的に貢献し、民間セクターが王国内のリハビリテーションや急性期後の長期ケアセンター、病院への投資、建設、買収を奨励する保健省のビジョン2023を支援します」と述べています。

また、Olayan Saudi Holding Companyのヘルス＆パーソナルケア担当VPであるThair Salim博士は、次のようにコメントしています。

「サウジアラビアでは、包括的で効果的な統合医療システムの構築に向けた取り組みが進められていますが、その中でも長期的な医療とリハビリテーションに大きな注目が集まっています。私たちは、この戦略的パートナーシップをさらに強化し、知識と世界のベストプラクティスを王国に移転し、革新的なサービスを開発し、地元と地域のヘルスケア部門の発展において主導的役割を果たすことを約束します。」