2024年02月02日掲載
サウジアラビア航空、旅客数が前年比21%増加
- ビジネス
サウジアラビア航空(Saudia)は、王国の航空産業が国の経済的繁栄を背景に前例のない成長を遂げていることから、2023年に前年比21%増の3000万人の旅客を運んだと発表しました。
この国営航空会社は1年間で176,300便を運航し、乗り継ぎ便は2019年と比較して77%の伸びを記録しました。
(写真:Saudia)
同社は2023年に運航モデルを強化し、座席数の増加、運航頻度の増加に注力する一方、運航効率を高め、定時運航率86.44%を達成しました。また79,400便以上の国際線を運航し、国際線ネットワークを通じて1,670万人以上の旅客を輸送し、2022年から36%増加しました。
サウジアラビア航空の2023年のフライト時間は、26%増の38万2,000時間でした。
同社は現在、142機の多様な航空機を使用し、4大陸の100以上の都市にフライトを運航しています。近年、北京、バーミンガム、ヨハネスブルグを含む複数の国際都市への運航を開始しました。
Saudia GroupのCEOであるIbrahim Koshy氏は、「Saudiaの業績指標の伸びは、特にピークシーズンにおける、年間を通した運航計画の最適な実行を反映しています。今後、運航機材の大幅な拡大が見込まれ、当社の業績を押し上げるとともに、80年前の創業以来、Saudiaの新たな章が開かれることになります」と語りました。
Saudiaの新ブランド・アイデンティティ
Saudiaは昨年10月、サウジアラビアのフラッグ・キャリア(その国において対外的にも最も知名度の高い航空会社)のリブランドを含む包括的な変革戦略の一環として、新しいブランド・アイデンティティを発表しました。
今回のブランド刷新は、新しい時代の幕開けを意味し、デジタル面に重点を置いた顧客サービスの面で革新的なコンセプトを導入し、サウジアラビアの文化を称えることで顧客体験を向上させます。
サウジアラビア最大の航空会社であるSaudiaは、2030年までに保有機材を倍増させる準備のため、新機材の発注資金を調達するための債券売却を含む選択肢を検討していると報じられています。
Saudiaは、3月に就航したサウジアラビアの新航空会社リヤド航空と提携し、両社で121機ものボーイング787ドリームライナーを購入する予定です。
併せて読む
皇太子殿下、サウジアラビアの航空エコシステムを国内外に拡大する新国営航空会社「Riyadh Air」を発表
首相兼公共投資ファンド(PIF)会長のMohammad bin Salman bin Abdulaziz皇太子は、12日、PIF100%出資の「Riyadh Air」の設立を発表しました。(2023.3.17)
当団体について
日本とサウジアラビアのビジネス界の関係を強化・発展させ、両国でのビジネス機会を紹介する事業を展開しています。
専門のプロフェッショナルがワンストップでサービスを提供しています。
当団体のご紹介はこちらから
single-column.php